欲望の翼の作品情報・感想・評価

欲望の翼1990年製作の映画)

阿飛正傅/Days of Being Wild

製作国:

上映時間:97分

ジャンル:

3.8

あらすじ

「1960年4月16日3時1分前、君は僕といた。この1分を忘れない。君とは“1分の友達”だ。」ヨディ(レスリー・チャン)はサッカー場の売り子スー(マギー・チャン)にそう話しかける。ふたりは恋仲となるも、ある日ヨディはスーのもとを去る。ヨディは実の母親を知らず、そのことが彼の心に影を落としていた。ナイトクラブのダンサー、ミミ(カリーナ・ラウ)と一夜を過ごすヨディ。部屋を出たミミはヨディの親友サブ(…

「1960年4月16日3時1分前、君は僕といた。この1分を忘れない。君とは“1分の友達”だ。」ヨディ(レスリー・チャン)はサッカー場の売り子スー(マギー・チャン)にそう話しかける。ふたりは恋仲となるも、ある日ヨディはスーのもとを去る。ヨディは実の母親を知らず、そのことが彼の心に影を落としていた。ナイトクラブのダンサー、ミミ(カリーナ・ラウ)と一夜を過ごすヨディ。部屋を出たミミはヨディの親友サブ(ジャッキー・チュン)と出くわし、サブはひと目で彼女に恋をする。スーはヨディのことが忘れられず夜ごと彼の部屋へと足を向け、夜間巡回中の警官タイド(アンディ・ラウ)はそんな彼女に想いを寄せる。60年代の香港を舞台に、ヨディを中心に交錯する若者たちのそれぞれの運命と恋──やがて彼らの醒めない夢は、目にもとまらぬスピードで加速する。

「欲望の翼」に投稿された感想・評価

Yumi

Yumiの感想・評価

3.5
初めて映画館で見ました@ル・シネマ
DVDでの初見は子どもの頃で、皆すごく大人に見えたけど、今見ると特にマギー・チャンなんかは若くてまだあどけなさも感じる。
それでも全員色気ありすぎて、どこを切り取っても美しい映画。改めて見ると、キザなセリフやロマンティックな音楽も含めて全てが愛おしい。
たまに、よくわからないショットがあったり、シーンの進み方のリズム感がおかしくなったり実験的な映画でもあるので、意味わかんない、と思う人もいるかもしれません。
ル・シネマの劇場は満員で往年の香港映画ファン(含私)も若い子も一緒に映画を楽しめたのが良かったです。ル・シネマさんありがとう。
Moeka

Moekaの感想・評価

3.7
あなたと過ごした1分は永遠に私の時間となる。夢で会うことを願い、寝ても覚めてもあなたがいることに悩む。それぞれの思いは見えないエネルギーとなって急速に運命を紡ぎ出してゆく。ブエノスアイレス、恋する惑星をみると会いたければどこにでも会いにいける、というメッセージを感じとれるが花様年華とこれは帰りたくても帰る場所がわからない脆くて儚い、さまよえるも物語と受け取れる。飛びたければ飛ぶ、もう少し後で、、、レスリーはその通りになってしまった。飛んでいってしまった。全てをくるめて、忘れたくない作品だ。
とてもよかった気がするけど、つまんなかった気もする。
特に意味はなく途中でお茶をこぼしてしまった。
冒頭寄りすぎてカメラに意図的に人物が入っている気がして萎えたところがあったけどどこなのか忘れた。
かれん

かれんの感想・評価

3.8
濃厚なウォンカーウァイ味でございました。どうしてこんな雰囲気が醸せるのかな!素晴らしかった。
物語は淡々としつつも微妙な心理が見える。
黒バックに漢字ばかりの赤明朝体のエンドロールがエヴァ風だなとか全然関係のないことを思ってしまった。
初期のウォン・カーウァイ作品をデジタルリマスター版で、bunkamuraにて鑑賞。
画面から溢れ出るほどの色気。ストーリーはブツ切れだし正直無いようなものだけど、映像が美しすぎてそれだけで見る価値あり。
列車の車窓から見える深い森の景色が印象的。『ブエノス・アイレス』での滝の映像といい、自然を不穏でありながら切なく美しく撮るのが上手い。
最後のトニー・レオンがまたいい味出していた。
maomei

maomeiの感想・評価

4.5
あの日見た、脚のない鳥を探しに。死ぬ迄に劇場のスクリーンで観たい映画がまた一つ叶った。VHSで初めて観た時の感情がリアルに蘇り、新たな記憶で上書きされる素晴らしい映画体験だった。

思えば王家衛の物語のはじまりは、ここが出発点のように思う。夢のような香港映画界豪華俳優陣を揃え、アジアの湿度たっぷりに、幾重にも重なる群像劇を綴る。

誰もが何かを失い、その穴を埋めようとしている。夢のように淡く儚いのに、それでいて抗えぬ土着感がある。どこか不完全だからたまらなく美しくて愛しい、湿度たっぷりの王家衛の世界。
maya

mayaの感想・評価

3.7
初「欲望の翼」鑑賞。ひさびさにウォンカーウァイ作品観た〜。やっぱり良い。
画面のざらざら具合とか色合いとか。
登場人物も少なくて(ただ顔がやんわり似てるから夜のシーンは誰が誰かわからなくなることも。。私だけ?)わかりやすい。
ストーリーは少しキザな感じがしたけど、(というかレスリーチャンが)観終わった後は良い余韻が。
後から、今では少し味わいにくいような、一期一会とか偶然が必然な感じがじわじわ伝わってきた。
がい

がいの感想・評価

3.8
初の劇場鑑賞ウォンカーワァイ
1分間の使い方
上手い キザっぽいけど上手い そんなん言われたら惚れるわホント忘れらんない
相変わらずのボヤッとしたライトの灯り
そして語り手変化
ウォンカーワァイを観てる感満載
上向き上がりに面白くなる 正直ラストが一番テンション上がる
3部作とは知らずに鑑賞 なるほど 上手い
終わりよければすべてよし←終盤突然始まるアレも良し
良作。
slv

slvの感想・評価

3.8
とにかく冒頭のヨディとスーの出会いのシーンに心を掴まれる。
あの出会い方、近付き方は、凄い。
とんでもなくキザだけど、あんなんされたら確かに一生忘れられないだろうね。。ずるいよね。

夢で会おうとか、一緒に時計を1分見て過ごすとか。

そのひとときを女はずっとずっと忘れられないだろう。。

個人的にはスーの気持ちに共感しちゃって、「どうしたらいいかわからない。助けて」っていうあのどうしようもない気持ち、苦しさが解る気がして可哀想だった。。

だからこそ、スーがミミに対して放った「私はもう平気」の言葉がとても潔く清々しかった。(いや、ミミだって同じようにつらいのだから可哀想なんだけど)

スーと警官タイドの、一夜だけの友達の関係のところがすごく良かった。二人の距離感が、淡い余韻を残す。

スーを演じたマギー・チャンの静かに心を惹き付けられるような美しさを始め、それぞれの役者の存在感と個性が強くて、それぞれに強く印象に残る。

全体通して暗めの画面の中に感じる独特なきらびやかさと、じっとりとした空気の重さと、雨の音が余韻を残す。

鑑賞後もじわじわと心にくる作品のような気がします。
かな

かなの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

男の人って結構その時だけだよね…ಠ_ಠ
いつも自分のことを見て欲しくて恋に振り回されていたころを思い出してしまう。男女間の相容れない部分をベースに一方通行の恋が豪華キャストで展開されていくのが楽しい。
あと「母探し」ってなぜか自分の好きなテーマなんだけど(ルーツを辿る旅=死に場所を探す旅だと思うので)それはある意味「死ぬために生きてる」っていうのを再確認させてくれるからなのかも。
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