たな会No02

みかへりの塔のたな会No02のレビュー・感想・評価

みかへりの塔(1941年製作の映画)
3.5
手のかかる子どもや不良を集めて教化する施設が舞台です。嘘をつく子ども、喧嘩をする子ども、盗みをはたらく子どもいろいろおります。施設での生活で矯正されてちゃんとした子どもになってゆきます。なかなか繊細な話ですよ。家族主義的なのはどうかなと思いますし、お金ないからって子どもに水路を作らせるとこも違和感ありました。現代の視点でその施設を批判するのは簡単ですが、映画としてはとても感動的です。子どもが悪さをする遠因をちゃんと描いてますし、何より自然な演技が素晴らしい。子どもたちが幸福になれるとよいですね。ひねくれてもよいので自己肯定しまくってほしいです。記念すべき今年500本目の映画でした。