舞台は、私の住む福岡県。筑紫野市二日市で物語は始まり、娘の住む北九州市若松区へ。
主演、高倉健さんの訛り言葉も出身地だけに一番馴染んでいる。
入れ墨の彫師で壺振りの富司純子が貫禄も見せるが、高倉健に惚れた女が全面に出てしまう💦
いわゆる正統派美人俳優の代表格だろうが、私はこの日本侠客伝シリーズを50歳を超えて今見ています。もう長らく映画を見てきて、美人だとかルッキズムだとかより物語や演技を重視するようになってたが、富司純子という後に芸能界の最前から身を引いた俳優の輝きに目を奪われてしまったのは否めない。
いわゆる善人役・悪役・敵役などを演じ分ける俳優は多いが、この大女優は貫禄ある鋭い女渡世人と、時には控えめで儚い愛する男を支える女渡世人を演じ分ける稀有な存在。…この作品は主演は、高倉健だが富司純子本人のお気に入りの作品と語っている。