かじドゥンドゥン

ALWAYS 三丁目の夕日’64のかじドゥンドゥンのレビュー・感想・評価

ALWAYS 三丁目の夕日’64(2012年製作の映画)
3.2
1964年、五輪開催でわく東京。スズキ家にはカラーテレビが。住み込みで働くムツコが、青年医師キクチと結婚。院内では女遊びがひどいと散々な言われようだったが、実は無料診療のボランティアが理由で標的になっただけのこと。いずれは千葉の実家で父の小さな診療所を継ぎたいという、誠実な好青年であった。

チャガワ家ではヒトミが娘を出産。他方、高校生になったジュンノスケは、受験勉強のフリをして小説を執筆。しかもそれが雑誌『冒険少年』でヒットして、父リュウノスケを連載打ち切りにまで追い込む。ライバルの正体がジュンノスケだと知ったリュウノスケは激怒し、いったんは小説執筆を禁じるが、あえて息子を勘当して追い込み現在の自分に導いた亡き父の深い愛を思うリュウノスケは、あらかじめ編集者と打ち合わせた上で一世一代の大芝居を演じ、小説にしがみつくリュウノスケを家から追い出す。リュウノスケは父の愛を重々知った上で、旅立ってゆく。