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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qの8bitのレビュー・感想・評価

5.0
映画を観ていてビックリすることは多々ありますが、
この映画のビックリは桁が違いました。

はっきり言って今作は完結編へのイントロダクション的な意味合いも強く、正直「出オチ」感も拭えないのですが、こんな度肝を抜かれる凄い「出オチ」が未だかつてあったでしょうか。
狐につままれた観客と、目覚めたシンジ君の心理や感情が見事にシンクロする前半の演出はやはり出色です。
状況が把握できないばかりか、別人のように変貌した元ネルフ職員たちや見たことのないキャラの登場に頭の中が「???」でいっぱいになるのは間違いありません。
浦島太郎シンジ君、君の困惑と絶望が痛いほどわかるぞぉぉぉぉ。
しかし、「見たことのないエヴァを見ている。新しいエヴァが始まっている」という興奮は確実にありました。

まさかシンジ&カヲル(+レイ)vsアスカ&マリという究極のカードが組まれるとは…。
上映終了後、満席の劇場(朝8時からの上映だってのに!)の唖然とした空気が半端なかったです笑。

では「破」の最後にくっついていた予告はなんだったのか。
あれは描かれることのなかった空白の14年間をあれで説明してしまおうという力技と解釈しています。

そうそう、恒例の予告であの音楽が合唱入りのアレンジになっていて、あまりにもかっこよくて鳥肌たちまくりでした。
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