RIO

マザー・テレサのRIOのレビュー・感想・評価

マザー・テレサ(2003年製作の映画)
3.9
駅で倒れたままの老人が「私は渇く」と言った言葉に光を見て生涯の使命にまで昇華していく崇高な強さを持つマザー・テレサはカルカッタのスラムで活動を始める

孤児と里親の養子縁組を進めていた活動に人身売買の疑いを掛けられたりインドの知識人からはマザー・テレサによってカルカッタは不幸と貧困のレッテルを貼られたと活動が大きくなるにつれて非難される

個人と全体的なもののせめぎ合い
肉体的と精神的な強さとのせめぎ合い

マザー・テレサのネームバリューで資金提供をしようとする輩たち
なんでもオーガナイズしたがる輩たち

1995年 N.Y 協会での会議室に同席するマザー・テレサはテーブルの上のペリエは1本いくらするんだと問い
これで何人の子供たちが救えると言い放って仕事に戻っていった

自分の居場所は最も貧しい群衆の中にあるとカルカッタを出て救済活動を続ける過酷さに理解されることは少ない

セラーノ神父にイエスの声を駅で聞き 自分は神が手に持つ小さな鉛筆に過ぎないと話す
清らかさを表す白と聖母マリアの青でデザインされたマザー・テレサの着ていた修道服が印象に残ります
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