kumi

マザー・テレサのkumiのレビュー・感想・評価

マザー・テレサ(2003年製作の映画)
3.8
ガンジー同様、彼女も自身の信念を貫き、
神に仕え貧しい人々を助ける日々をおくる。
ただガンジーとは違い、 最初から受け入れる
ところからはじまっているような印象を受ける。

最初から、何かのために戦わない。
燃えるような情熱よりも
誰の上にも広がっている青空や、
ただただ広くて大きい 母なる海のように
「あるがまま」。
平等で冷静、包容力がある母性を感じる。

どちらも人のため(それが家族であろうと他人であろうと)に
己のことは構わず、命まで差し出して行動するのは
生易しい気持ちでできることではないだけに、
多くの人から共感や尊敬されるのだろう。

お二人ともインドに導かれて
人生が大きく変化していくのは、
やはりあの土地にはなにかがあるのかも。

ガンジー役のベン・キングズレーや
マザー・テレサ役のオリヴィア・ハッセーが演じていくうち、
役を演じていく彼らと故人たちの意識が近づき
見えない意識が近づいているのを感じます。

たまに「降りてるなぁ」と気付くときがあるのですが
なにかが共鳴しているのかもしれません
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