ゆべし

11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たちのゆべしのレビュー・感想・評価

2.0
「楯の会」事件に至るまでの三島の思想理念や当時の日本の社会状況を理解するにはとても分りやすい良いドラマだった。
よく語られる三島の同性愛やフェティッシュには全く触れず、本来は左派の若松監督が右派の三島の政治的思想の遍歴と行動を丁寧に描写する映画だった。「よど号」事件で自衛隊への失望が募り「楯の会」事件のきっかけとなったというのが興味深かった。
かなりの低予算映画で映像的には60年代の空気感を全く再現できておらず、現代に撮ったアラが目立つのは興ざめだった。
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