ともぞう

11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たちのともぞうのレビュー・感想・評価

2.7
淡々として、正直つまらなかった。鬼気迫るような三島由紀夫の狂気も感じさせて欲しかった。
でも、自決前の自衛隊での演説シーンはヤジで声が掻き消され、あの後すぐに割腹自殺をしたのかと思うと無念で可愛そうに思え、その虚しさが良かった。

〈あらすじ〉
「金閣寺」「憂国」などの傑作、話題作を放ち、文豪として世界からも高い評価を得ていた三島由紀夫(井浦新)。学生運動が全盛を極めている中、彼は民族派の若者たちを集めて民兵組織「楯の会」を結成し、有事が起きた場合には自衛隊と共に決起できるようにと訓練を行っていた。しかし、自衛隊には能動的に出動する機会も権利もないことを知り、落胆と不満を抱えていくようになる三島と「楯の会」の若者たち。そして、そのいら立ちは抑えられないところまでに達し、彼らは日本のみならず、世界中をも震撼(しんかん)させる大事件を起こす。
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