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ライク・サムワン・イン・ラブの一のレビュー・感想・評価

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初キアロスタミで予備知識も全く入れずに観たのだが、めちゃ変な映画~!外国人の監督が日本で撮ってみました的な、都市の孤独的な、そういう話になるのかと思いきや、チンコがたたなくなったインテリジジイの気持ち悪い欲望の話で、ザ・低学歴ブルーカラーな素晴らしい加瀬亮が登場してからは居心地の悪いコメディになって笑えた。「結婚したほうがいいと思うんすよ」が口癖のこの加瀬亮、"話し合うこと"を求めてはいるが全く話の通じなさそうな人間である。一方通行の会話≒留守番電話。個人的に一番好きな台詞は「君の生まれた町の名物でスープを作ったんだよ」です。窓から外を眺めるのだけが楽しみだというレイ・デイヴィスみたいな隣のババアの存在が不穏すぎ。
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