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コッホ先生と僕らの革命のhamokoのレビュー・感想・評価

コッホ先生と僕らの革命(2011年製作の映画)
4.0
帝政ドイツ時代、初めてサッカーを広めた英語教師の、差別や偏見との闘いから遠い未来にサッカー大国ドイツを生む始まりの物語。

イギリスに留学し、英語教師としてドイツの名門校に赴任したが生徒たちの中に潜む差別や偏見、いじめを見抜いてサッカーを教える。

1つのボールから階級も貧富も関係なくフェアプレー、チームワークやスポーツマンシップを覚えていく柔軟な子どもたちの姿がほほえましい。
サッカーひとつ広めるのに「帝国らしくない」「国民性に関わる」と批判を受ける様はとても滑稽だが、
権力を持つ人たちからコッホ先生が受ける仕打ちと圧力がなかなかに根強くて見ていて疲弊した……
爽やかな教師と生徒の関係性も、伝統を重んじる年代ならではの重さも感じられる一本

ジャケットビジュアルどうにかならんかったんかい部門入選
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