きい

高地戦のきいのレビュー・感想・評価

高地戦(2011年製作の映画)
3.8
朝鮮半島停戦直前の戦争映画。停戦協議がなかなか締結せず、もうすぐ戦争は終わると信じて戦うしかない前線のワニ中隊。
韓国軍防諜隊のカン・ウンピョ中尉がワニ中隊を調査するため前線へ向かうと、実態は聞いていた話と大きく違っていた…

かつての仲間でも、上司と部下でも、戦争が絡むと誰もが変わってしまう。
本当に良いことなんて一つもない。

イリョン大尉の過去と現在
川辺で交わした韓国軍と北朝鮮軍の挨拶
霧の中で両軍で歌った歌

そんなシーンがあったからこそ、12時間の総力戦が本当に無意味に思えて苦しく悲しかった。

「エロック高地の主は何回変わったと思う」
スヒョクのその言葉が見終わった後でもずっと頭に残っています。
きい

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