エアール

ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオのエアールのレビュー・感想・評価

3.6
愛する母であり、映画女優でもあるアマンダが
車の事故でこの世を去ってから3年。
ひとり娘 マックスは
その喪失からまだ立ち直れずにいる。
過去に縛られるのではなく前進しなくては…と思いつつも
母のことを考えない日はない。


そんなある日
友人 ガーティの兄 ダンカンから
傑作ホラー上映会をやるからぜひ来て欲しいと誘われる。
今から20年以上も前の傑作スラッシャーで、根強い人気を誇る”血まみれのキャンプ場”
マックスにとってもこの映画には特別な思い入れがある
ーー母がキャストとして出演しているのだから…


渋々参加を承諾し上映会当日を迎える。
副支配人のダンカン、ガーティ、
マックスに好意を寄せるクリス、クリスと別れたばかりの元カノ ヴィッキー、マックスらは集まり、
いよいよ血まみれのシリーズ上映会が始まり開演となる。

が上映の途中で館内で火事が発生し、
マックスらはダンカンに導かれ
非常出口のあるスクリーン裏へと逃げる。


…気がつくと、知らない森の中にいるマックスたち。
映画のシーンと酷似した場面、
映画の中の登場人物たち、
ありえないことになんと
自分たちは映画の世界に入り込んでしまったらしい…

こうしてマックスは
思わなく形で今は亡き母が演じるナンシーと出会うのでありました。


行き先は青い鳥のキャンプ場、
新しい指導員に成りすまし
ナンシーらと行動を共にする、
キャンプ地を訪れた人や指導員を次々と血祭りに上げていく殺人鬼 ビリーくんも登場、
逃げようとしても同じ場面が何度も繰り返されてしまう、
服を脱ぎ出すとどこからともなく姿をあらわす、怪力ビリーくん、
シナリオどおりに人がひとり、またひとりと死んでいく、
エンドロールを迎えるには
最後の女の子、すなわちファイナルガールが悪者を殺す必要がある、
殺人鬼 ビリー・マーフィーが誕生するまでの伝説と回想シーン、
ファイナルガールになるはずの女性キャラが呆気なく爆死、
新しいファイナルガールが必要に、
ビリーくんを殺すには
ヴァージンである女が
ビリーくんが持つナタを奪い取り
ビリーくんの頭を斬り落とすしかない…

性欲の塊くん、念願のヴァージン卒業、
パジャマパーティー、色仕掛け、と
押し寄せる誘惑からナンシーを守り抜こうと必死になるマックス。
大切な人をまた失うわけにはいかない、ママはわたしが守る、と。。


もともとは死ぬ設定のキャラであるナンシー、
”運命”に抗い母娘のハッピーエンドを迎えることができるのか…


面白い筋書きですよね〜
タイッサ・ファーミガやマリン・アッカーマン、
ニーナ・ドブレフなど、女優さんたちの共演も見られてなにより!!
全体としてホラーというよりも
割とドラマに近いかも分かりませんね。

アダム・ディヴァインは
本作でもやりたい放題でしたが
自分の性的魅力についてのあの揺るぎない自信は
いったいどこから来るんだろう、笑
エアール

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