セックス依存症の兄とメンヘラの妹が、お互いに嫌悪感を抱きつつも結果として補完しあうことでしか生きていけない現実に気付くまでのおはなし。
なかなかにエモかったです。いやーなんか日本映画に似た湿っぽさを感じました。
ファスベンダーの色男ぶりもさることながら、キャリーマリガンは相変わらず余白を読ませるというか、決してメリハリのある顔立ちでも、群を抜いて演技が上手いとかいうわけではないのに、釘付けにさせてくれる。
日本人好みの顔立ちなのもあるのかしら。
お話も同様に、はっきりと示されず余白を読ませてくるけれど、それも一つの映画体験と思える方にはおすすめです。