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SHAME シェイムのDeeCoのレビュー・感想・評価

SHAME シェイム(2011年製作の映画)
3.6
『貪りループ』

ジャケットに惹きつけられて鑑賞。

あ、主演マイケルファスペンダーだったのね!
内容は、男の性癖の話をスプーンでえぐった内容。
この作品で気になったのは、構造への撮り方が見事に物語っていて、その構造にセリフがあるように感じられる。

また、マイケルファスペンダーが演じる役も、あまりセリフがないんだけど、そこがある種のリアルなナマな感じがみしみしと伝わってくる。

なにもセリフないのに、そこにうまれてくる威圧感がなんともいえない。
無言というセリフ。
マイケルファスペンダーの醸し出すジワジワとした技である。

性への依存からぬけだせない。
求めるのは快楽しかない。

満たされない。満たされない。

やっと掴めたとおもったら、また離れていく。なにか。。

それはまるで、アキレスと亀のような関係性で。

ただ、流れる赤い血のレールに乗れたとしても、ぬけだせない、貪るというループ。
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