ずっとビジュアル的にちょっとホラーなのかと思ってて見逃してた。
いやなんだこれすごい。
ダークなトーンなのに、トイレにめっちゃ行きたいところから始まるの面白すぎるし、主人公がトイレにいく描写は何度も繰り返されて、リフレインによって変化が表現されている、、のだけどいかんせんトイレだからなんか面白い。
この「真面目に滑稽」な感じは小津への愛を感じるし、途中の家族で並ぶシーンで、うわぁニヤニヤ、という。
そして最後の友達への電話の幸せそうな顔。
一見意味不明な設定だけど、いいんです映画だから。
設定は突拍子もないんだけど、細部に宿るリアリティによってまんまと没入してしまって、語る視点は沢山ある。
いい映画だぁ。