このレビューはネタバレを含みます
わ〜お話はめちゃくちゃ好き なのに見え隠れするフェチ(？)にものすごい嫌悪感 けど総じて好きの部類に入る映画です 画はサイコー
機能不全の家庭と両親を完全に捨て去るのではなく、嘘をついて見栄を張ってまで関わり続けようとしたり、親しい人間に怒鳴り散らかしたり、ありがとうが言えなかったり、ビリーがとにかくめんどくさくてダサくて情けない 誘拐しておいて「いちばんの親友になってやる」とか何様
そんなビリーに付き従い、次第に愛情(同情心？)まで持ち始めるレイラにもうんざりなんだけど、寂しい2人のやりとりや触れ合いが可笑しくて愛おしくて結局釘付けになっちゃった 添い寝の仕方面白すぎたし、風呂場のシーンや写真撮るシーンも可愛い
両親にも片思いの相手にも無視され続けて、他人や自分自身をも愛することができずにいたビリーが生きると決めたあとの、ラージのホットココアにハートのクッキー、オッサンへのおごり込みで4ドル、精一杯の愛
嫌なのはレイラ像 恋人のようで母のようで妹のような女が”どうしようもなく絶望的な”男を愛してくれることで救われるみたいな、オタクの幻想みたいな女性キャラクターにケアの役割の全てを担わせてるのがウエッて感じ
