バッファロー’66のネタバレレビュー・内容・結末

「バッファロー’66」に投稿されたネタバレ・内容・結末

脚本とか映像という細かい事よりも、感覚的に大好きな映画。
クールなタッチで進むのに嫌味がなく、見終わった後は常にハッピーな気持ちになれる。
クリスティーナ・リッチのムチムチ感も個人的に好きすぎて、
ヘビロテ映画になりました。
ラストで拳銃で打つシーンに流れるYESの曲も好きで、定期的に車で流します。
ヴィンセント・ギャロが監督・脚本、音楽までも担当し、主演なんだから納得してしまった。

やはりネタバレには注意してほしい。
安易にこれは「ラブストーリー」だなんて教えてほしくない。
見栄っ張りなダメ男がたまたま出会った女性を脅迫することから始まり、こんな結末を迎えているからこそ救われてしまう。

最初から最後まで、映し出される世界観は独特で異様とも思えた。
筋書きに奇抜さがあるわけではないけど、音楽やカメラワークは記憶媒体に根強く残るであろう。
張り詰め切羽詰まったギャロも、クリスティーナ・リッチの色んな角度から溢れ出す魅力も、ひとつ残らず愛らしい。
古い映画って感じでレトロ感あって良かった。
最後ハートのクッキーとか買ってウキウキしてるところが良かった。
レイラの過去が一切語られないのがポイント、年齢も不詳

ただ分かりやすい愛を
もっと早く出会うべき作品でした。

出所したての主人公の男性(ビリー)が
なかなかトイレに行けず
イライラしながらストーリーは
始まり 進みます。

男性なのにそのへんで済まして
しまうという発想がないのかと
(一度試みるも失敗)なんとなく
芯から悪い人間ではなさそうだと
第一印象。

だいたい感情が高まって声を
荒げて発した言葉は後から謝る所が
憎めない。説明もちゃんとしながら
自分も庇うというちゃっかりさ。
やっぱり憎めない。

ビリーというキャラクターに
初めからがっちり心を掴まれていました。

・トイレに行けなくてイライラしていた
・言うこときかないともう
口をきいてやらない
・ちゃんと出来たら親友になってやる
・俺のバスタイムを邪魔するな
・握手で勘弁しろ
・お前はレーズンを送ってくれた

こんな人間が本当に復讐なんて
出来るものなのでしょうか。

なぜかパッケージの暗くワイルドな
イメージでハードボイルド系の
作品なのかと思って借りてきました。

観終わった瞬間
「あ〜なんだ そっちかぁ 。。
もぉ〜!(すきすき!)」
という感じでした 笑

前知識一切なく鑑賞しましたので
ある意味これまでで1番
裏切られた作品かもしれません。
もちろん いい意味で。

ビリーがトイレで泣きながら発した
「生きられない」という言葉が
彼の寂しさ 惨めさ
愛情を欲している自分への否定
それらを含めた不器用さからの
息苦しさの全てなのかなと
観ているこちらを切なくさせました。

両親に愛情を受けず自分を
肯定されず生きてきたビリーの
苦しみは彼を大人に成長させて
くれなかったのかもしれません。

そんな彼をありのまま
愛してくれたのがレイラでした。

彼女の第一印象は「スタイル…!」
でした。海外の作品に出演する
ヒロインはいつも綺麗なくびれに
スラッとした長い脚という
固定概念でしたので衝撃でした。
自身が女性のせいか最初はそこが
気になって仕方なかったです。
しかし顔は本当に天使。。

レイラは車に乗ってから
逃げることも抵抗することなく
ビリーのいう事を従順に聞いていて
ツッコミどころも満載でしたが
途中からは そういう映画なんだな と
気持ちを切り替える事にしました。

終始ろくでなしのビリーに母性が
刺激されていたのでしょうか。
この2人のやりとりがずっと
観ていたいくらい愛しかったです。

復讐を中止して店から出た
ビリーの産まれ変わり様、
(こっちが本来の姿かな)
何が起こったんだろう と
一瞬 戸惑いながらも微かに
期待していた展開を斜め上に
超えてきてくれて気持ちが
最高潮に高まりました。

ココアを「美味しく作れよ」
と偉そうに注文しながら
ハートのクッキーを見つけて
嬉しそうに店員のおじさんに
「ハートって誰が考えたんだ?」
なんて聞き始めて おじさんも
「さぁね、ロマンチックなやつさ」
と粋な返答。
近くにいたお客の男性に恋人の
有無を尋ね ハートのクッキーを
その彼女の分まで奢る始末。

完全に浮かれていますね。
最高のラスト数分でした。

もっと早く観ておけばよかった
と近年稀に見る後悔をするほど
お気に入りになった作品でした。

迷っている方は是非観て欲しい!
全体の少しくすんだような映像がいい雰囲気を出していました。
特にモーテルのシーンがとっても印象的。
ツンツンの黒い狼のようなビリーをむちむちの白い天使のようなクリスティーナ・リッチが聖母のごとく優しく抱きしめるところがとても良かった。
大人だけど大人の関係じゃないところがむずキュン。。。
キャッチフレーズのとおり、クリスティーナ・リッチが最強の天使👼
一瞬バッドエンドになりそうだったけどハッピーエンドに収まってくれて大満足。
バッファロー'66★4
監督、脚本、音楽、主演ヴィンセント・ギャロ。ビリーは、不器用で臆病で自己中で虚言的で凶暴で繊細で純粋で優しい。心は少年のまま。
親の愛情を受けずに、愛に枯渇していた。恋人もいなく、愛を知らなかった。
一方クリスティーナリッチ演じるレイラについては何も語られない。気立ての良いお人好し。タップダンスは、彼女という人物像が垣間見える唯一のシーン。
歌やダンス、独特な雰囲気に包まれ、不思議な魅力が詰まっている。
父や彼女にも語るべき長い人生があるのだ。
だが、この作品はあくまでビリーの長い1日に焦点を当てている。
ストリップクラブのシーンは当時としては斬新な撮り方でのめり込むことが出来た。
2人のもどかしくも不思議な距離感に思わず微笑んでしまう。
しかし、明らかに共依存のような関係。
知らずのうちに互いが互いを過度に必要としている。
レストランでの「生きられない」の一言に、ビリーのこれまでの人生が集約されている気がした。死にたいのではない、生きられないのだ。
苦悩、苦痛、後悔、絶望。
だからこそ、ラストの心変わりが、ささやかな幸せが、より輝いてみえた。
なにも知らない目の前の人を愛する。
なんて恐ろしくて、なんて素晴らしいのだろう。
主演、監督のギャロが一番描きたかったのは序盤やラストに出てくる親の描写な気がします。とにかく自分の親を描きたかった。うちのは親はこんな酷い人間なんだ!と強調して伝えたいんだってことがよく伝わってきます。特にラストのお墓のシーンとか。あれはまともじゃないです。人間ですらないと言いたいくらいの勢いでした。


終始文句も言わずいつでも逃げれるのに同行(誘拐ですが)しているやや不幸そうな少女、レイラはあくまで狂言回し的なポジションな気がします。
彼に惚れたという乙女な視点からビリーの異常性を引き出すような役割だと思ってます。彼女が色々と話しかけるからビリーがどれだけまともじゃないのかを強調出来る。別にこのポジションは同姓の友達でもいいんでしょうが華がないからこうなったのかなーって。
一応ジャンルは恋愛映画なんでしょうが恋愛部分は無理ありすぎて重要なのはそこじゃないよなーって思うんですよ(出会い方も適当だし)
この映画を復讐劇と見てもわざわざ殺すに値するほどの理由かな…?って話ですよね。完全にとばっちり。

なのでビリーがどれだけ歪んでいるのか?また何故ここまで歪んだのか?
それを描きたかった作品だなって思いました。
タクシードライバーと同じくらい感情移入も出来た数少ない映画です。そんなに人へはお勧めはできないんですが不思議な魅力がある。
カルト映画の不思議なところってそこかなって思います。
人に勧めにくいので4.5点です(頭の中では満点なんですが)
死ななくて良かった。
こういう優しいやつは死んでしまうのか。
夏目漱石のこころとか、太宰の人間失格とか、優しいやつは死にすぎる。
ゴルゴは優しさを捨てて、プロの殺し屋になったのだが。
生きるってのは優しさとの戦いなのだろうか。
このあと、ビリーはどうやって生きていくんだろうか。
「クッキーを出す、自家製だ」

「うまそうだ。ハート形を考えたのは誰だ?」

「さぁ…。ロマンチックな奴だろう」


スーパーボウルでバッファローに1万ドル賭けたビリーはお金を失い刑務所に。
こんな目に合ったのは、スーパーボウルでキックを失敗したスコット・ノーウッドだと思い込み、スコットに復讐を誓う。

両親にはつかなきゃいい嘘をついて、妻がいて成功している、と。

ダンス教室にいた女の子に小銭借りて、お礼も言わず誘拐し、妻のふりをしろと脅す。
そのヒロインがめっちゃかわいくていい子(*´▽`*)

「両親に送る写真だ、分かるか?仲の良いカップルの写真を撮るんだ。長く連れ添った夫婦のツーショットだ。俺たちが一緒にいるのは愛し合ってるからだ…。そういう顔をしろ。バカ面はするな、俺を愛しているふりをしろ。俺に惚れてる顔だ、いいな?」
「…変な人」 
おいおい!お前は顔色一つ変えんのかい(*'▽')!!

終わりの展開がすごい良かった!(*'▽')終盤までこの男のなにがいいんだろう、容姿だけだろうと思ってたけど、そうかぁ、人を殺す前っていうのは悪い精神状態だよね。物事は考えようかな。


「やっとスコットに出会った、イカれたストリップ小屋で…。…いい奴みたいだ、嘘じゃない。普通の男だ。俺たちのヒーローで名キッカーだったろ?いつも好プレーさ。 一度だけゴールでミスって非難された。 俺はバッファローに賭けたが、ジャイアンツが勝った。…だがウッドがいなけりゃもっと負けてた」
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