ユースケ

千年女優のユースケのレビュー・感想・評価

千年女優(2001年製作の映画)
4.1
走る作画が良すぎて走りたくなる映画だったな。パプリカやパーフェクトブルーでは混沌としたプログレ(場面が次々変わる)的な手法は恐怖やおどろおどろしさとして使われてるけど、千年女優はそういう使われ方じゃない。撮影してる(?)2人がちゃんとツッコむし次々展開が変わるから全く飽きない。最近観た映画で1番集中したかもしれないとにかく退屈しない。あんだけ色々したあとに冒頭のシーンに持ってくのすげーよ。平沢進の音楽も良かったな。活動家の男を追っかけてた私が好きだった。っていうのが良いよね。何事もそうだけど何かを追っかけたりハマったりしている自分が好きって究極の状態なんだよな。あんな満足して俺も死にたい。

「満月は明日だな。でも僕はこの時の月が一番好きだ。満月は次の日から欠けてしまうけど、14日目の月にはまだ明日がある。明日という希望が」

山ちゃんの声はやっぱり良い。今日は満月らしい。昨日の俺はだから観たくなってチケット予約したと勝手に解釈しとく(臭い)
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