序盤で多少のチグハグさを感じた平沢サウンドが、物語が進むにつれて合致していて鳥肌が立った
非完全性が愛おしくもあり我儘な話でもある
使用人の描写で一気に作品の人間味が増した
どの俳優たちより人間らしい人間であるのが本編でおそらく1番出てくる時間が短い、ドラマパートで一切登場しない、何も情報がない使用人という設定がとにかく秀逸 病院にもいないし
他作品然り、周辺の人物について全ては語らないことで余韻から存在感を表す 今敏作品が単純なアニメ映画に留まらないで多くの国で評価される所以なのではないでしょうか