菩薩

セイジ 陸の魚の菩薩のレビュー・感想・評価

セイジ 陸の魚(2011年製作の映画)
3.3
自転車漕いで自分探し(そんな崇高な物ではなく長い散歩とのこと)なんて言うこっぱずかしい事を遂行している最中に事故り、手当のためにと訪れた場末のドライブインで、社会から疎外された悲惨な過去を持つ不思議な人間=セイジと出会い、彼と彼を取り巻く面々に何故か惹かれそこに居座るうちに、ある悲惨な事件が起きて、そして衝撃の展開を目撃するお話。

「おい伊勢谷、ちょっとカッコつけすぎなんじゃないか?」と言いたくなるほど、天は伊勢谷友介に何物まで与えれば気が済むんだろうか。るろうに剣心で「抜刀斎は何処だbot」と化していたのが唯一の救い。キャストも豪華だが、サントラ参加陣が引くくらい豪華。裕木奈江の第一声が「脱いでいいよ?」。い、言われたい…。

結局何が言いたいのかよく分からないまま終了するが、どうやら「人を救うこと、癒す事とは何か?」がテーマらしい。と言わればなんとなく分かる気もするが、とりあえず西島秀俊の腹筋がバッキバキで、たぶん女子は堪らんと思う。全体的にアーティスティックで、後半は大分お眠ムービー。
菩薩

菩薩