金宮さん

サニー 永遠の仲間たちの金宮さんのレビュー・感想・評価

サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)
3.5
いわゆる余命モノなんですが、過剰にお涙頂戴になってないのが好みでした。特にラスト遺言のところなんて確実に湿っぽい場面なんですが、弁護士先生含めノリノリでふざけてるのがとってもよかった。サニーというグループの心地よさをそのまま体現しているかのよう。

『1987』や『タクシー運転手』を観ているので、この時代の韓国学生運動はどうしてもシリアスに身構えてしまうものの、そこすらポップに描く。監督は年齢的に知らない世代ではないはずなので、あえての選択だと思いますし、その姿勢は尊重したい。この映画を観ている間はとにかく爽やかに笑って泣けばそれでいいんです!というスタンス。

正直なところ、学園モノで思春期反抗的な学生設定なのに、急に教師まじえて「イェーイ!」みたくノリノリになられると、悪いときの金八先生観てるみたいで少し冷めるんです。今作もそんな場面はあるけれど、圧倒的な陽のパワーに吹っ飛ばされたした。全編通してケチをつけるのが野暮ったい、素敵な作品です。

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イム・ナミの高校時代のシム・ウンギョンって『新聞記者』のあの人か!ってなりました。
しかも『新感染』も出てたのか、気づかなかったー。
役名は「感染者の女」か、ふむふむ。
いやーそれだけだとまったくどれのことかわからないので観直します!

あとスジの高校時代の存在感が凄かった。
少し暴力的でクールな美人として完璧な感じ。
金宮さん

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