このレビューはネタバレを含みます
つまらなかった原因が明白な映画だったなあ。
この内容でグロがむちゃくちゃソフトなのは別に良い、苦手な人への配慮だとして。
話の内容が予想範囲から出ないのはしょうがないのだけれど、ライアー・ハウスと言うタイトルなんだからもう一捻り、嘘が欲しかったなぁって気はする。お金なくても良かったんじゃないかなぁって、別の何かに替えられてしまってるとか。最初に死ぬ夫の嘘が最後に効いてくる何かがあったら ほぉ～～ってなったのになあ。
まぁこれらが普通に映画の内容としての不満だったとして、一番 これマジ？つまんなさすぎない…？ってなったのが絵作り。
画面に映ってる絵面がずーっとおんなじ。くたびれた田舎の妙齢女2人のバストアップばかりで進んで、たまに違うものチラッ、また女の顔…の繰り返し。
これは何を狙っての効果なんだろう。バストアップ、顔、顔、2人のショット、バストアップ…。観ていてこんなに退屈な映像もないのでは？って思ってた。
それに加えて、会話のつまらん事と言ったらない。このタイプの映画って何気ない会話が後から くぅ～それかぁ！ってなるカタルシスが欲しくなるもんだけど、そんなの全くない。ただただダラダラとつまらない会話を聞かされて、映像の平坦さと相まって 長い…早く終わってくれ…はやく…って祈る始末。
もっと早めに見切りつけてリタイアしても良かったな、って視聴後感しかなかった。
この監督の撮った他の作品を観るに、あぁ…って気がしなくもないなあ、久し振りに超つまらんかった～
