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チャーリーとチョコレート工場のtheocatsのレビュー・感想・評価

4.8
バートンとデップの組み合わせなんてあまり気乗りしないけど「いい映画」ということもありうるだろうなんて見始めたが、のっけからバートン的ファンタジーワールド全開。しかも「黒いおちょくり」具合が微妙におかしく、子供とその親がどんどん消えていく場面につい「フフッ・・」と小さく吹き出してしまう。(子供が危機的状況なのにその親がヒステリックに騒がないのが良かったのかね苦笑)

趣旨と意図が全然わからないながら、まんまとバートンにしてやられたというか、デップのシニカルコミカル演技に魅せられてしまったというのか・・・
そして最後の最後に謎だった趣旨と意図が明確になるのだが、そうか根源的な「家族愛」だったとはね。

人を散々おちょくりつつ通奏低音のように笑いを持続させてくれ、最後にハートウォームな気持ちにさせてくれたのだから、作り手と俳優陣に対し素直に感謝と敬意を捧げたい。ありがとう
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