きょんくん

チャーリーとチョコレート工場のきょんくんのレビュー・感想・評価

3.5
実はシザーハンズも見た事無いというある意味希少な人ですが
こちらも観ていませんでした。

これは原作もあったよね。
同じ結末なの?

ともかく因果応報な物語でした。
子どもに教訓を与えるグリム童話みたいなー。
このシュールなキャラクターと展開が今更ですがティムバートン監督の魅力であり持ち味の1つなんだな。

主人公は両親の祖父母と両親の7人で家計と家までも傾いた家(おまけに穴だらけで隙間だらけの家だ)に住んでいる少年だ。
家族の絆の強く、少年も両親祖父母もとても大切に家族を思っている。
そんな少年がひょんな神のいたずらで5名の子供しか参加できないプレミア中のプレミア、チョコレート工場の見学券を手に入れた。
曲者揃いの他の参加者とその保護者達と共にツアーに赴く主人公。
果たしてそこで何が起こるのか!!

5人の子ども達が戦隊ものレベルで個性派だった。
色も茶色、紫、水色、赤、主人公は無色かな。

我儘放題のお嬢様の罰シーンの
あの不思議な国のアリスの世界に迷い込んだような色彩。
漏斗状になった部屋を白と水色で螺旋?を描く。しかしその漏斗の行き着く先は不要物の焼却場。
その落差が相変わらずだなあ。
ファンシーな見た目に反するえげつない展開。

ティムバートン監督の作品をみるとなぜかデルトロ監督のパンズラビリンスを思い出します。
こちらも子どもが主人公なんです。

いい子にしてれば報われる。
せめてそんな世界であるだけ
まだ良いと思えるのです。
きょんくん

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