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ザ・ビースト 〜ブレイロードの悪夢〜の4423のレビュー・感想・評価

3.5
70,80年代ホラーを意識したようなオープニングがやたらとカッコいいが、気合い充分のオープニングに対し中身が伴っていないのがリー・スコット作品の特徴。

といっても本作と同じくクリーチャー系の作品であった『フランケン・ライジング』の反省を活かしたと思える演出は思ったより悪くなかったし、酒場のシーンのケンカのやる気なさ(呆れるを通り越してもはや感心)や台詞回しなどには光るものあり。

それとこれはボケーっと観ていたせいもあるのだが、ラスト10分の意外な展開には思わず唸らされてしまった。最後の悪あがきみたいな感じだが。

全体としてはわりとまとまっているが、やはりチープ感は拭えず、ギャラを抑えるために一部のスタッフが役者としても参加しているのがなんとも涙ぐましいところ。
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