ゆっきー

悪魔のゆっきーのレビュー・感想・評価

悪魔(1972年製作の映画)
1.5
酷いもんですわ。ショットA▶ショットAに類似するショットB▶ショットBに類似するショットC という形で繋いでいくので、クローズアップ⇔遠景、明⇔暗、室内⇔野外といったコントラストがなく見ていてつまらない。

人物の動きもあると言えばあるのだがこれまた緩急の面白さが全くなく多動&ヒステリー気味の動きを延々と継続させているので面白くない。ジョン・フォードの映画でも見て勉強して欲しい。

前後のコントラストがないからひとつの絵の中で極端なことをしようとするのだ。ショットの強度という言葉があるがこれは1枚絵の強度では無いのだ。その証拠に成瀬『めし』のラストの列車の外に出された手のショットを思い出して欲しい。あれ単品ではショット足りえない。
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