へなちょこ

キャタピラーのへなちょこのネタバレレビュー・内容・結末

キャタピラー(2010年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

本当は「軍神様」などという立派な人間ではなく、戦地で残忍なことをしてきた夫が良心の呵責に苦しむ姿。

自分にひどい仕打ちをしてきた夫があんな体になって帰ってきたことで次第に立場が逆転していく、夫婦の歪んだ愛憎。

そういうのをもっと掘り下げて欲しかった。
全部が中途半端。
題材自体は面白いのにもったいない感じ。

コミュニケーションがまったく取れないのも不思議。
頭もやられてるから??
でも、尿意を我慢できたりリヤカーに乗せられてる時には大人しくしてたり、理性はありますよね。
しかも鉛筆くわえてノートに文字も書けるし。
だったらもっとコミュニケーション取れるでしょ。

エンディングでいきなり反戦のメッセージばんばんなのも違和感。
え?そういう映画だった?
元ちとせの歌も、歌自体は素晴らしいけど急にとってつけたように原爆のことを訴えだすのも浅はかなような。


ふたりの演技は凄かった。
へなちょこ

へなちょこ