超空間コベ

キャタピラーの超空間コベのレビュー・感想・評価

キャタピラー(2010年製作の映画)
4.0
戦地で四肢欠損&言語障害となった夫が帰郷。その時妻は…。

身体自由も意思疎通もままならない夫だけど、食欲と性欲だけは旺盛。
妻は懸命にその要求に応えていくのですが…。

次第に精神が耐えられなくなり、ついにキレた妻は夫をビシャき倒し、窒息させる勢いで飯を押し込みます。
出征前はDVだった夫と、立場が逆転するワケです。

そして迎える終戦。
戦地での英雄“軍神様”と称えられてきた夫とその妻は、その時…。


テーマは反戦というより、介護。
重いけど、滑稽に描くことにより
不謹慎やタブーを避けずに直視して
身近なものとして捉えてもらうのが
若松監督の狙いのひとつではないでしょうか。

だから、笑えると思ったら笑って良いと思います。☆
超空間コベ

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