80点くらいの映画を目指して60点の出来になった映画という印象の作品。
とにかく私には合わず楽しめなかった。
リチャードギアも昔は好きな俳優さんだったけどなんだかパッとせず、一緒に観ていた家族に「リチャードギアってもっと格好良くなかったっけ??なんか目も小さいし…」と言ったら「年取るとそうなるんだよ」なんて切ない返しをされた。
とは言っても幼いながらに胸をときめかせた『Shall We Dance?』より前なんだから、自分の好みが変わっただけか…
でも、自分の好みは抜きにしたって48歳と22歳の純愛物は正直観ていてきつい。
古くは『昼下がりの情事』なんかも年上お金持ちプレイボーイと若きオードリー・ヘップバーンなので、なにを今更って感じなのかもしれないけど1957年と2000年では価値観も変わるし、片やコメディなのにこちらは純愛ですよって感じがイタイ。
良い歳したオッサンが美少女が難病だからって本気で恋して泣かせるとかみっともないし最低だな。みたいな感情論が先に来てしまって映画としての感想があまり出てこない。
しかも美少女のママともワケアリで、ママの友達とも大ワケアリはもう草も生えないってやつです。笑
ニューヨークの美しい秋と、美しい冬を背景に美しい恋愛模様を繰り広げようという気持ちはわかるけど、とにかく安直というか…個人的にはいまいちな映画だった。
初々しいヴェラ・ファーミガみれたのが救い。
若い頃からなんとも言えず良い雰囲気。