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縞模様のパジャマの少年のlenochiのレビュー・感想・評価

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)
4.5
辛くて苦しくて涙が出てきた。
とても言葉にはできない。
あまりに重い。苦しすぎる歴史。

「ジョジョラビット」もそうですが、こういう、子供の視点から描いた作品はとても大事だと思います。
8歳の少年ブルーノは色んなことを知り、感じていく。真実も、間違ったことも。
でも全体的には"学ぶ"というより、"感じる"の方が合っている気がする。
8歳の少年の、その心の動きや変化がもうとてもよく描かれていて。本当に繊細に、丁寧に。

ただでさえ恐ろしかったあの時代の雰囲気は、子供にはもう耐えがたい程だったのではないか。
双方の苦しみ… と言っていいのか分からないけど…
ただ、子供は… あの時代の子供達は、どちらの立場も、とても辛く苦しい思いがあったのではと思いました。

本当に苦しく、とても2度は観られないかもしれない。
ただ、この出来事を、本当にあったこの歴史を、永遠に忘れてはならない。語り継いでいかなければならない。絶対に。
ホロコースト映画の中でもとても重要であり、観るべき映画です。

20/04/26
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