ダムが完成した田舎町では住人たちの移住が刻々と進んでいた。町の保安官たちも移住の準備を進めるが、そこに全身血まみれの少年が現れる。彼は一体何者なのか?
駄作感丸出しなのに意外と手堅く作られていてびっくり。
死者の血液そのものが呪いの媒介になるというのはどこか薄ら寒い恐ろしさがあり、コテコテのホラー、スプラッターというよりかは怪談めいた恐怖を感じさせる。
途中少しダレ気味になるのが悔やまれるが、独自の色を持った作品なので最後まで楽しめた。
まあ保安官役のティモシー・V・マーフィがヴィゴ・モーテンセンとガブリエル・バーンを足したようなイケオジだったのも助けになったかもしれないが…。
☆蛇足☆
森の中で若い女性が裸で木に吊るされ殺される…というシチュエーションは『レッドシーズプロファイル』を思い浮かべたが、この映画を参考にしたのかな?