力があって頼りにされる
そんな存在でいつまでもいたい
熔けるような鋼鉄な幻想から覚めない
仕事を外された彼の見る夢うつつな毎日は
過去を振り返っている長い長い走馬灯
仕事に人生の全てを懸けた男を惨めと
思うか幸せだったと思うか自分の最期の時に感じるのかもしれない
そういう意味でこの映画は現在進行形
あまりにも寂しげな終わりが拭えずに
もう1つの人生を用意した
その反動が強めでこの幻想はあり得ない
淀川さんが「哀しい男の歌ですね」
と とても痺れることを言っていた
カール・マイヤーの脚本をF.W.ムルナウが監督
ホテルマンを演じたエミール・ヤニングスがととも美しいと感じました