モンティ・パイソンが考える人生の意味とは！？
当の本人たちは統一感のない構成に不満を溢していたが、何故かカンヌでグランプリを獲得したオムニバスコメディ。
前座となる短編とアニメーションはテリー・ギリアムが手掛け、初っ端からエネルギッシュ過ぎるギャグ映像のオンパレードで胃もたれを起こしかける。
結局のところ110分もかけて人生の意味について特に深く考えることもなく、エンディングで面倒臭そうに説教垂れる滑稽さも素晴らしい。明らかに『ホーリー・グレイル』等過去作と系統が違うため爆笑とまではいかなかったが、モンティ・パイソンなりの人生観を垣間見れたことはある種の収穫だと感じた。
