GaPTooth

モンティ・パイソン/人生狂騒曲のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

短編「クリムゾン~老人は荒野を目指す」
1983年。英国。
最終雇用会社クリムゾンで、ガレー船を漕ぐ奴隷のように働かされている老人たちが、国際金融の大海原へ意気揚々と船出する。
彼ら会計士軍団の老人たちは「円卓の騎士」ならぬ「電卓の騎士」と呼ばれている.....というナンセンスギャグの塊。

本編
パイソンズのメンバーがシーマンに!!
出産から死までを辿る[人生の意味とは?!生きることの意味とは?!]という答の出ない疑問にパイソンズが挑んだ衝撃作。

『出産の奇跡』
ローマ・カトリックが避妊を禁じているので子沢山なのに対して、プロテスタントは子孫を得るという目的以外の性交渉を禁じているのでSEXの回数イコール子供の数ということを皮肉混じりに笑い飛ばしている辺りが嬉しい。
🎶すべての精子は神聖~🎶子供に何歌わしとんねん(笑)

『性教育』
無軌道な若者たちを斜めから見て逆説的に描いた「学校の授業でSEXの実技」

『軍隊』
英国の階級制度をおちょくる「兵士の全滅よりも一人の将校の足一本の方が大切」

グルメや飽食という名の無駄を嘲笑う「レストランでゲロ~破裂」
実際に宮廷では食べて吐いてまた食べてを繰り返す「終わりのない食事」っていうのがあって、それが上流階級のステイタスだったからね。

ノエル・カワードかっ!(笑)
トニー・ベネットかっ!(笑)

そして、死。
「死神」に案内されて天国へ。
毎日がクリスマス🎅
毎日がお祭り騒ぎ└(゚∀゚└) (┘゚∀゚)┘
本編に出演していた大勢の子供たちや兵士たち、肝臓を取られた夫婦までもが集い歌う天国での大合唱で大団円🎶
GaPTooth

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