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地獄の脱出/デッド・エンド
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『地獄の脱出/デッド・エンド』に投稿された感想・評価

近未来、デートでドライブインシアターに出掛けた青年。しかしそこは失業者収容施設で、彼らは閉じ込められてしまう『スカイ・ハイ』や『クエスト/伝説の冒険』のオーストラリアのB級帝王(と思ってる)ブライアン・トレンチャード=スミス監督による、タランティーノ監督もスミス監督作の中でお気に入りだというSFアクション。※残念ながらジャケのザ・キュアーのロバート・スミスorシザーハンズみたいなビジュアルの男は出てきません

パンク+ニューウェーブなヒャッハーな連中や落書きだらけの改造車+煌びやかなネオンのドライブインが登場する様は『マッドマックス2』をポップにして『アメリカン・グラフィティ』を少し足したような趣。

まず車(お洒落なシボレー・ベルエア)のタイヤを奪われ、ガソリンは切れ仕方なく脱出を試みるも柵には電流が流れ身動きがとれなくなるわけですが、食事券を与えられ文字通り食うに困らない生活でなんとか車を直して脱出したいネッド・マニング演じる主人公とは対照的に彼女の方はパンキッシュな女友達も出来てまんざらでもない様子。

同じ施設のやはりヒャッハーな連中と喧嘩したり多少のいざこざこそ有るも(勝利のポーズを決めた喧嘩の対戦相手の後ろの廃車から飛び出て襲う所少しウケる)、中盤位までは意外にものんびりした生活が描かれこの辺りは評価が分かれる所かも。しかし脱出劇が描かれる終盤には施設内でカーチェイス&ド派手な爆発が用意され、ラストのネオン看板を破壊しながらの大ジャンプはなかなかの迫力。

アジア人達が移送されてきて彼らに出て行けと叫ぶ住人達や「彼らにレイプされるかもしれない」と言う彼女からは差別感情が駄々漏れで日本人としては不快ながら(主人公は「彼らも同じ囚人だ」と一応フォロー)、終盤の彼女の選択をふまえるといくらパンクだ反逆だといえど中身は保守的&閉鎖的でそんな価値観は自らを無意識に囚人に仕立て上げ、真の自由を手に入れることは出来ないというメッセージ性も感じ取れることが出来る印象。

そんな事を考えなくても上映されてるのがスミス監督の『スカイ・ハイ』という遊び心も有れば派手なグラフィティやネオンライトに車ファッション(引きで映されてますが光る胸の水着のエロかっこよさよ)にヘアスタイルで彩られた世界観はかなり魅力的でハマる人が居るはず。

輸入盤ブルーレイで観ましたが、日本のVHS版ジャケは『マッドマックス』そのまんまで今作の魅力を描けてなくて勿体ない感じ。挿入歌にはキッズ・イン・ザ・キッチンやハンターズ&コレクターズ等オーストラリアのグループの曲が使われてます。
恋人と一緒にドライブ・イン・シアターを利用した青年が、そのまま失業者の収容施設に閉じ込められてしまう。「マッドマックス」シリーズのテンションを引き継いでいる、オーストラリア産のバイオレンス映画。

「失業者(囚人)をドライブ・イン・シアターに集める」という一発アイデアだけで猛ダッシュしているような作品。シアター内部が80年代ニューウェイヴに彩られており、つねにヒャッハー状態になっているところが最大の醍醐味となる。

囚人たちは、シアター内で好き放題やってるうちに、終末感を扇動させられる。体制に抗い脱出を図ろうとする彼氏と、洗脳によりシアターに馴染んでしまう彼女。「主人公に救われるヒロイン」というマンネリからの卒業。主人公目線のジタバタが単純に面白い。

他の囚人たちとナンダカンダする中盤部が退屈だけども、十八番となるカー・アクションに安定感が備わっている。「映画の中で野蛮な人間を観ることほど面白いものはない」ということを、あらためて痛感させられる。
経済が崩壊し犯罪が蔓延る近未来。兄の車を借りて彼女のカルメンとドライブインシアターに来たジミー。無職と言って安く入ったが、警察にタイヤを取られてしまい車を動かせなくなってしまう。実はそのドライブインシアターは失業者や手に負えない若者を隔離する収容施設だった。
若者同士の対立があったりコミュニティができたり社会の縮図のようだが、アジアからの難民(?)に対してアジア人出て行けはひどいと思う。
上映している映画が、喧嘩のシーンでカンフー映画だったり、カーチェイスの時にはそういう映画だったりって、その演出いる?
ジャケットかっこいいから載せてほしい。