バトルランナー2030を配信している動画配信サービス

『バトルランナー2030』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

バトルランナー2030
動画配信は2025年7月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

バトルランナー2030が配信されているサービス一覧

『バトルランナー2030』が配信されているサービスは見つかりませんでした。

バトルランナー2030が配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
WOWOWオンデマンド
アニメタイムズ
Roadstead
J:COM STREAM
TSUTAYA DISCAS

『バトルランナー2030』に投稿された感想・評価

タイトルにバトルランナーなんてついているので、スティーブン・キング原作でシュワちゃん主演のお気楽SFアクション映画のバッタもんだと思いがちなんですが、フランス産の本作の原作小説の方がキングの小説よりも前に発表されているので、多分、キングが設定をパクったんだと思います。
あくまで想像ですけど・・・

原作はロバート・シェクリイという人の書いた「危険の報酬」という短編小説です。

近未来、人々のたまった鬱憤のはけ口としてテレビ放映されている「危険の報酬」という番組が大人気となっております。
この設定、「ローラーボール(旧作)」とかでもお馴染みのディストピアSFの基本ですね(苦笑)

「危険の報酬」とは、一般市民から選ばれたハンターと鬼ごっこして、逃げ切れれば多額の賞金がもらえるというもの。
当然ですが、逃げられなければハンターに撃ち殺されます。
ハンターたちには銃が支給されるからです。
鬼の方は反撃禁止なので、このルールだったらシュワちゃんもどうしようもなかったかもしれませんね。
それと、事故防止的なルールもあって、あんまり人の多いところではハンターも狩り禁止となったりします。このルールを主人公が逆手にとってピンチを凌いだりしますよ。
そんなキチガイじみたブラック過ぎるバラエティ番組でも、賞金に目がくらんで出場希望はあとをたちません。
今回も、彼女と幸せになりたいのに貧乏で首が回らない可哀相な若者が志願してきます。
出場が決まった若者は彼女の心配をよそにやる気まんまんで頑張るのですが、次第にこんな人間狩り生中継が許される社会に対して怒りが湧いてくるんですね。
ちょいと遅いとは思いますが、若者はテレビ局の女性を巻き込んで、番組を壊そうと奮起します。だけど・・・

作品の雰囲気は、シュワちゃんの「バトルランナー」と比べると、むしろこちらの方がキングの原作により近いのではないでしょうか。
シュワちゃんが参加することによって非常に脳天気な面白キャラばかりが目立ってしまい、原作のもっていた反体制的でダークなテイストが損なわれるどころか全く微塵もない映画になってしまった「バトルランナー」(最も、原作のラストは9.11以降はそのまま映像化というのは躊躇われるでしょうが)と比較すると、SF的なガジェットも登場しないし、個性的なファイヤーボールやらキャプテンフリーダムみたいな連中も出てこない(それどころかハンター役は普通のおじちゃんやおばちゃんです)本作は、どこまでいっても地味ながらも明らかに間違った方向へ舵を取っている社会を皮肉っていて、ディストピアSFの王道路線と言えるでしょう。
キング的には、こっちの路線で作ってほしかったんじゃないかなあ?
それが、パクった元の小説が映像化されて、そちらに言いたかったテーマを言われちゃったんじゃバツが悪いんじゃなかろうか(苦笑)

・・・重ね重ね強調しておきますが、本当にパクったかどうかは知りませんよ?
インスパイアですよ、インスパイア!


レンタルビデオにて
イヴボワッセのバトルランナーは地味にスカッとさせない相変わらずの作風で心強い。頭から真っ逆さまに墜落&爆発炎上のセスナ機、エッグ型の透明エレベーター、地下鉄構内の銃撃チェイス、娼婦専用ホテルに逃げ込んで視聴者からの情報で無事屋根伝いに逃亡、警察犬に襲われて発狂寸前で逃げ込む建設中のビルの剥き出しリフトに串刺し落下…いちいち最高!もしかしてロマンス?とか勘繰るのも一瞬、番組盛り上げるだけだったプロデューサーのマリーフランスピジェ(このトンネルからの救出ドライブシーンもまた最高)、ヅラをむしり取られてもあんまし区別つかない番組の人気司会者にピコリ、制作社長はブリュノクレメール。普段着で逃げまくる近未来感ゼロの雰囲気も好き。素晴らしい。英語吹き替えなのがちと残念だけど日本語字幕でみられて嬉しい。