弱小映画プロデューサー（スティーヴ・マーティン）率いる撮影隊が、スター俳優（エディ・マーフィー）を被写体にした、無許可のゲリラ撮影を敢行していく。映画撮影隊のドタバタ劇を描いている、コメディ映画。
ちょっとだけマヌケだが行動力に秀でているスティーヴ・マーティンが、口八丁手八丁で素人同然のキャストとスタッフを掻き集めていく。そして、エディ・マーフィーを盗撮することにより、映画の登場人物に仕立て上げてしまう。
スター俳優役のエディ・マーフィーは、カルトの信者という設定。周囲に巻き起こる奇妙な出来事（＝盗撮被害）を、陰謀論の方向で捉えてしまう。さらに、代役として採用されるソックリさん（一人二役）を、ド素人キャラとして見事に演じ分けている。
自身の格上げのために枕営業に勤しむヘザー・グラハムが、ほとんどセルフ・パロディにしか見えない。清掃員の役で「ハロルド＆クマール」のハロルドが登場するところも、マニア心をくすぐられる。
