まめだいふく

ベティ・ルーは犯罪者(クリミナル)?のまめだいふくのレビュー・感想・評価

3.0
 完全自己満足でお送りする不定期企画『レビュー0件映画を鑑賞してみた』
 これはFilmarks内で未だレビュー投稿のない作品をあえて鑑賞し、レビューを書いてみようじゃないかという、無謀かつ誰得な企画です。

 とりあえずのルールとして、Markされていても、レビュー欄が空欄だったり、あったとしても「記録」や「過去鑑賞」のような、レビューとは言い難い内容の書き込みもレビュー無しとみなします。

 さて、今回鑑賞した作品は……
 『ベティ・ルーは犯罪者(クリミナル)?』 LDで鑑賞。
 1992年 アメリカ  コメディ   先客7名様

 内気で冴えない図書館員のベティ・ルー。彼女はある日、散歩中に川で拳銃を拾う。それは前日に起きたギャング殺害に使われた銃だった。立て続けに嫌なことばかり起きてストレスがたまっていたベティは、あろうことかその銃をストレス発散とばかりに発砲。更にはギャング殺人は自分がやった、自分はギャングの愛人だったなどと警察に嘘をつきまくる。そんな彼女は世間の注目を浴び、今まで地味だった彼女の生活は一転するのだが……。

 自暴自棄になった女性が自分勝手な行動を繰り返すことにより、周りが迷惑をこうむるという、どう考えても共感できないヒロインを描くハチャメチャクライム・コメディ。
 なぜベティがとんでもない嘘をついてまで注目を浴びたかったのかというと、単に旦那さんに振り向いて欲しかったから。いやはや厄介。

 しかし本作、そんなドタバタ劇っぽい内容なのだが、悪役が真剣に凶悪で残酷な悪役なので、笑うに笑えない。ベティ・ルーパートと悪役パートの温度差があまりにもあり過ぎて、全く別の映画みたいにアンバランス。そのギャップを楽しむものなのかもしれないが、個人的にははまらなかった。

 因みに本作、若かりし頃のジュリアン・ムーアがベティの姉役で出ています。今では絶対にしないであろう髪型で。
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