tristana

鏡の中の女のtristanaのレビュー・感想・評価

鏡の中の女(1975年製作の映画)
4.0
秋には新居の完成を控えて夫はシカゴへ3ヶ月の出張。家具もすべて売り払ったナーバスな時期に現れる暴漢二人組。お互いの望みこそ果たされないが開けちゃいけない竈門のフタを持っていってしまった。何十年溜めてたのか出てくる出てくる百鬼夜行のようなトラウマ。同業の男に一服盛られて目覚める三日後の朝、カーテンから怖いほどの白い陽射し。何か食べなきゃ。顔も洗って本を読まなきゃ。蛇口全開で顔を洗って身体を起こすと鏡の中に例の女。睡眠薬とコップの水、交互に口に運ぶ手が止まらない。飲み干したら赤ずきんのころに戻ってインナートリップ美しき冒険旅行。ようこそここへ。夢の島までは探せない。目覚めるドアが見当たらない。
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