藤見実

フリスコ・キッドの藤見実のレビュー・感想・評価

フリスコ・キッド(1979年製作の映画)
4.7
ポーランドのラビ学校を88人中87番の成績で卒業したアブラムは、大抜擢にもアメリカはサンフランシスコに律法をもたらすのと、赴任するのでアメリカに送られる。アメリカまでは良かったのだが、ついてからシスコまでは強盗に騙されたり、道に迷ったり、雪に襲われたり、インディアンに襲われたり、人を撃ったりと大変な道中。常に律法を守り抜くことに固執しているが、最後には紙切れよりも友人が大切だと気づく。

途中でハリソンフォード(強盗)と成り行きで仲良くなるのだが、銀行強盗に巻き込まれて街の男に追跡されてるのにもかかわらず土曜日は安息日だからと馬に乗らずに歩くシーンが本当におかしい。日が沈んだ瞬間に馬に乗る🐎

だるいコメディ系のアルドリッチ(ロンゲストヤードの日常パート的)なので、あんまり評価は高くないようだけど、私は大好きです。後ここまできっちりユダヤ人を撮ったのはこれが最初で最後じゃない?
藤見実

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