おたしん

愛する人のおたしんのレビュー・感想・評価

愛する人(2009年製作の映画)
4.2
子供が欲しいと思っている人は見るべき映画です。
出産でも代理出産でも養子縁組でも方法は関係なく子供が欲しいのであれば。

どんな親でもどんな子でも関係性は親子になります。
それが代々受け継がれていきます。
生まれるってことが当たり前ではなく奇跡なんだと思うべきですね。

養子に出された赤子が成長して大人になり出産した赤子は養子に出されることになったってのは正直コメントしづらいけど望まれない子供なんていないはず。
出産した母親に望まれていなくとも愛情持って育てようとしてくれる素敵な夫婦がたくさんいるはず。
養子に出されてしまうのはその子のせいではないし全員に幸せになってほしい。

ルーシーが親業に耐えきれず愚痴をこぼすのに対して彼女の母親が叱るシーンがとても良い。
母親とか父親とか関係なく大人は見るべきシーンだと思います。
自分が親にならずとも親は自分にそうしてきてくれたのだから。

カレンの後悔は大きかった。
それでも過去を変えることはできない。
運もタイミングも悪く願いは叶わず。
これも考えさせられるよね。
世代を超えて孫娘に出会えたのは寂しい気もするし幸せな奇跡な気もする。
ラストの彼女は何を思っていたのだろうか。

改めて生命の神秘を感じました。
お母さん産んでくれてありがとう!
お父さん育ててくれて感謝です!

原題がmother and childってことで本作を見終えてすごく思ったのは本当に男性も子供を産めるようになって欲しいなと。
技術の進歩によっていつかそんな日が来ることを願ってます。
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