このレビューはネタバレを含みます
おにぃちゃんカッケェ。。
言葉の節々から、行動の一つ一つから、弟への愛を感じる。なのにそれを弟には見せず、あくまで超えるべき壁であろうとした。渋くて大好き。
だから逆に怖かった…アニキが死んでしまいやしないかと。
やっぱり逆だった。
おにぃちゃんカッケェ。。
とかいう冗談(冗談ではない)は置いといて、やはり兄弟共闘のシーンは熱かった。競い合って訓練するシーンも。消防士モノとしてとても爽やかな終わりを迎えるのだろうと思った。そして前半は確かにそうだった。
が、違った。これは「火」を題材にしたミステリーだった。後半からはまさに立ち上る謎との戦い。前半と異なりほの暗さが煤のようにこびりつき、また別の味がある。
そして終盤。純粋な消防モノとしてのアクションと、謎が明らかになる快感。加えて再びの兄弟共闘。弟の成長。
「見ろよ さすが俺の弟だ」で泣いた。
おにぃちゃんカッケェ。。
おにぃちゃんは弟の中で生きていると信じてる。それにしても、ショーン君は父やおじさんらと同じく、親を家事により喪った子となるのか…
一作で二倍三倍楽しめる映画だった。
(ユニバの「バックドラフト」にもう一度行きたくなった)