肝心のオクトパスくんの"見た目"に、 もーちょっと予算を回せなかったかな~。
でもこれ、 週末の眠れない夜にダラダラ観るには持ってこいの憎めない激安モンスターパニックですよ。
ユル~いところを楽しんじゃいましょう♪
たとえば冒頭の、 「夜の海辺」で「酔ったカップル」が「最初の犠牲者」となるテンプレ展開。
ゴム整?のタコ足に自分から絡まりに行きながら、 断末魔の悲鳴をあげてオクトパスくんに襲われてる芝居をする俳優さんたちの健気な姿にご注目ください。
… エド・ウッド監督作品「怪物の花嫁」でのベラ・ルゴシvs.放射能ダコの死闘!
… バート・ヤング&ジョン・サクソン「血に飢えた白い砂浜」の、 砂中に潜む人喰いモンスターによる海水浴客襲撃!
いろんな「トンデモ映画」を思い出させてくれる名シーンですよ。
ちなみに「血に飢えた~」の犠牲者たちは、 「モンスターが仕掛けた巨大なアリ地獄に捕らわれた」という体(てい)で、 砂浜に下半身を埋めての~んびりとパニクっております。
話を「オクトパス in N.Y.」に戻しましょう。
前作(無印オクトパス)と同じく、 B級未満の映画にしては登場人物のキャラクターが比較的丁寧に描かれているところに好感が持てますね。
ただし、 せっかく丁寧に描かれたキャラクターを演じる俳優の面々に"華"が無さすぎるところも、 前作を踏襲しちゃっております。
この映画を観てからまだ数時間しか経ってないのに、 もう主人公たちの顔が思い出せませ~ん。
♪Who are you ? Who, who, who, who ?
(*≧σ≦))♪I really wanna know !