最高のスポーツドキュメンタリー。
アメリカvsカナダの因縁のBO3を軸に進むので、たるむことなく進んでいく。合間合間に彼らのほとんど後転的に発生した身体障害とどう向き合ってきたのかやこのマーダーボールという競技と出会い、変わってきたのかが描かれていく。
「車椅子に乗ってからの方が成し遂げたことが多い」という言葉が印象的。
出来ないと嘆くのではなく、出来ることをやる。シンプルだからこそ力強いメッセージが伝わる作品だった。
Bロールとして撮られる車椅子も重戦車のように撮られていてカッコイイ。彼らの性事情なんかも撮られていて、"可哀想な彼ら"という描かれ方ではないのが何よりも良い。
