リバイバル公開時に劇場で鑑賞。和製ファンタジーの最高峰ではないですか。明確に日本でありながら架空の世界を構築していると同時に現実世界への批評にもなっている。感服した。
アシタカがよそ者という立場を最大限に利用してどっちからも大目に見てもらってるのが面白い。なかなかこんな堂々と出来ない。最後までブレなかったのは見事だった。
あれはどうなったんだってところがほとんどないのは凄い。ちょっと丁寧すぎるくらい。ハリウッドの感覚からすると30分カットできるのもわからなくはない。もちろん切らない方がいいけど。
ただラストでアシタカお前自分の村に帰らなくてもいいの? とは思ったな。