" 生きろ。"
映画館で鑑賞したので再レビュー
侍が出てきたり戦国時代が舞台な純和風の作品なようで、蝦夷であるアシタカが主人公となっていることでどこかファンタジーに見えるのが今作の面白いところだなと個人的には思ったり
シシガミ様がデイダラボッチの姿で朝日を浴びることができないように、一つの生が生と死の両方を同時に持つことはできないけど、死を経て自然という大きな輪の中で他の命と巡っていく
人と人、自然と人間、そして人間と神という壮大な対立関係、宮崎駿監督自身が 「荒ぶる神々と人間の戦いにハッピーエンドは有り得ない」 と仰っているように今作の結末は全てがハッピーエンドというわけではない
でも憎悪の連鎖に確かに存在する何らかの形での生きる価値、それが決して無くならない希望のようで、ずっと大切にしていきたいと思える作品