『クマのプーさん』の誕生とその裏側にあった家族の葛藤を描いた作品
戦争の記憶に苦しむA.A.ミルンと、プーさんが有名になるにつれ思うような幼少期を送れなかった息子のクリストファー
そしてプーさんが商業的に成功して世界中で有名になると、"プーさんの友達のクリストファー・ロビン"として自分じゃない自分像が出来上がっていくのが切ない…
家族だからこそ不器用な距離感になってしまう父子の関係に胸が苦しくなるし、現実と絵本の世界のバランスの取り方が、ディズニーの実写映画『プーと大人になった僕』にも通ずるところがあるなと思った作品
