エアール

悪魔の恋人のエアールのレビュー・感想・評価

悪魔の恋人(1996年製作の映画)
3.5
思い知れ!!
僕らの愛をジャマするからさ。
もう茶番は終わりだ…
とっとと中に入れろ!!


こんな気持ち…
今まで誰にも感じたことはなかった、、
これが初恋というやつなのか。
純粋で、ついついのめり込み
周りが見えなくなるほど夢中になってしまう。
がそれ故に
時として感情が抑えられなくなり
暴走することも…


まだ知名度がそうなかったマーク・ウォールバーグとリース・ウィザースプーンが
揃って拝めてしまう
貴重で贅沢な作品であります。
おそらくデビュー前なのかな。
ほか、アリッサ・ミラノやエイミー・ブレネマン、ウィリアム・ピーターセンらが
脇を固めてますね。
とにかくマークとリースが初々しいのなんのってね、笑
かと思えば2人とも大胆な絡みを見せたりと
そこんとこはさすがでした!!

特にマークが演じたデビッドという男は
大人っぽくて優しい好青年の一面と
激しく荒々しい別の一面と2面を併せ持つイカれ野郎ということで
そこんとこのギャップをいい感じに演じてくれてますよね。


理想の相手との恋に憧れる高校生のニコールは
ある日親友のマーゴと一緒に
オープンしたばかりのバーへと足を運ぶ。
そこで出会うひとりの男性。
筋肉質な体にセクシーな顔立ち、どこかミステリアスな感じのするデビッドである。

出会った時から
互いの視線を意識する2人が
親しい関係へ発展するのに時間はかからず
ニコールは身も心もデビッドに魅了される。

自分の理想以上で、まるで現代に生きる騎士のような
そんな完璧な人だと思われたデビッドだが、
ニコール、マーゴの男友達ゲイリーに対して見せた言動をきっかけに
彼に対して不審感を抱くようになるニコール。
もしかしたら別の姿があるのかも、と。。

そして残念ながら
ニコールの疑念は正しかった。
彼のその甘いマスクの下には
暴力的で邪悪な一面が隠されていたのだ。

運命の恋だと信じて送っていた幸せな日々は悪夢へと変わり、
ニコールを愛するが故に
ほかの誰にも渡したくないからこそ
そんな彼女への強い想いが
彼を狂気へと突き動かす。

ぼくたち2人の世界を切り裂こうとする者は
たとえ家族だろうと誰であろうと
容赦はしない…


ストーリー自体に真新しさは
特に感じませんけど、
それでも引き込まれてしまうのは
マークやリースら、演者さんたちの芝居なんでしょうね。
ところどころ笑える箇所もあったりと
楽しませてもらいました。
終盤あたりでは
ウィリアム・ピーターセン演じるニコールパパとの
駆け引きもそれなりに見応えありましたしね、笑


人を外見で判断してはいけない、
良くも悪くもこれは大切なこと!!
エアール

エアール