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スペシャリスト 自覚なき殺戮者のdjangoのレビュー・感想・評価

3.8
アイヒマンって、悪なんだろうか?
上の言うことをただただこなすって、自分を含めて、社畜全てそうですよ。
効率よく、仕事をこなすことと、上や組織の利益以外の思考など許されていないでしょ。
そこに道徳の入る隙間はない。
我々は、幸運にも人殺しを業務にしてはいないけど、中身は特に変わらない気がするんですよ。
恐ろしいことですよ。
我々は、いつでもアイヒマンになり得るんじゃないか。
保身を考える限り、そうだろう。
映画の内容は、ほとんど理解出来ませんでした。上級者向け映画です。
NHKの国会討論みたいな映画です。
淡々と、裁判見せられますよ。
アイヒマンって人は、凄く頭が良くて、検察の追及をヒラリヒラリとかわすんですよ。
まあ、最後は、馬鹿になっちゃうんだけどね。
もうとっくの昔に死んでしまった人間を批判するのは簡単だけど、
組織に属している以上、常にこのリスクはあります。
正直言って、外にある法律や道徳より、内にある同調圧力や命令の方が恐ろしいのです。それが組織ですよ。
生きていくために必要な糞舐めです。
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